産経ニュースさん。いい仕事です。
今年6月、和歌山市の大手原薬メーカー「山本化学工業」(山本隆造社長)が製造していた解熱鎮痛剤「アセトアミノフェン」(AA)に安価な中国製AAが無届けで混ぜられていたことが明らかになった。
最初に注意していただきたいのは、山本化学工業という会社。
波紋は製薬業界だけに止まらない。同名の別会社で、水着やウエットスーツなどを製造する「山本化学工業」(大阪市生野区)には、勘違いによる苦情や批判が電話やメールで殺到。同社は緊急記者会見を開くなど誤解の払拭に追われ、担当者は「苦情への対応のために正式な業務が後回しという状態になった」と困惑する。
そう、私もあのウエットスーツの会社?と連想した。
事実は違う。別の会社。だからウエットスーツの会社は、いい迷惑。
薬の品質に問題はなく、健康被害の恐れもないというが、
県は2年に1回、定期的な立ち入り検査を実施していたが、同社は提出する製造記録を偽造するなどして切り抜けており、内部からの情報提供を受け、今年5月に県と厚生労働省が合同で実施した抜き打ち検査でようやく実態が判明した。
そう、意図的に偽造してすり抜けていた会社を、あなたは信用しますか?という話なわけですよ。
風邪薬のパブロンシリーズの一部に山本化学工業のAAを使用していた大正製薬には、「安全性は大丈夫か」「山本化学工業の薬は入っていないのか」といった問い合わせが相次いだ。事態の発覚後、山本化学工業のAAは使用中止にしたが、コーポレートコミュニケーション部の担当者は「驚きを禁じ得ない。今後の山本化学工業の対応を注視していく」と話す。
同じく風邪薬のルルの一部に山本化学工業製を使っていた第一三共ヘルスケアも、他社製への移行を行った。
内部からの情報提供がきっかけで今回の不正にメスが入った。
入らなかったらバレずに続いていたと思うと嫌ですね。